3日目
早めに寝たので早めに起き、ホテルの朝ごはんを食べました。
イングリッシュ・ブレックファーストを胃袋に負担がかからないように控えめにお皿に盛る(昨日のお昼はやはり食べすぎたので)
パンに卵にお肉に......みたいな朝ごはんが好きだからイングリッシュ・ブレックファーストは嬉しくなる。
固めのヨーグルトにシリアルとベリーをトッピングするのも美味しかった
朝ごはんを食べて出かける準備をしたら、バッキンガム宮殿へ。
ここもとても行きたかった場所。
この日はミュージカル『ウィキッド』を観る予定で、上演劇場がバッキンガム宮殿やウェストミンスター寺院の近くなので、その辺りを観光するという計画。
だけどこの日はバッキンガム宮殿の衛兵交代式のある日ではないと思っていたので、衛兵交代式は別日に行けたら行こうかなと思いながらバッキンガム宮殿にたどり着いたら、この日に衛兵交代式があるようで、宮殿前に人だかりができてました。
勘違い!ラッキー
とはいえこの日は寒い中悪天候で、雨に打たれながらの待機は辛かった。
早めに席を確保してカメラを構えるの、ヒーローショーを観る時を思い出すな......と思いながら凍えながらの待機。
悪天候だったし、演奏がなくなってしまったけど、観られて良かった。かっこいい。
衛兵交代式を観たら、ウェストミンスターの方へ移動。
歩ける距離だけど、寒さと雨でろくに手が動かないレベルでかじかんでいたし、疲れすぎて地下鉄でウェストミンスター駅へ。
ウェストミンスター駅のすぐそこにはビッグ・ベン。ここもどうしても行きたかった場所のひとつ。
前記事で触れていた、大好きなアイドリッシュセブンの推しグループ、TRIGGERの、ロンドンが舞台のリリックビデオに登場する場所で、とても行きたかったのです。
リリックビデオのリンク↓
【7th Anniversary】Lyric Video #4 TRIGGER『Hidden Region』 - YouTube
これを観て、イギリスに行きたいなあ、できれば実在する聖地に行きたいなあ、でも行ける日はいつになるのかなあって思っていたから、本当に夢みたいでした。わたし、海外で推しが居た場所にいるよ!
因みに、これは推しのぬいと一緒に写真を撮らないとな!と思って写真を撮ったらどう頑張ってもピントが合いませんでした。悲しみ
その後は、これまたイギリスで絶対に行きたいと思っていた憧れの場所、ウェストミンスター寺院へ。
荘厳さと歴史を肌で感じて、神聖な空気が流れていて、とても感動的でした。
建物もお墓も全てが美しい。
イギリスのこの重厚さが大好き。
予想外に衛兵交代式を観ることになったり(ラッキーだったけど)、この後ウィキッドのマチネが控えていたりで少し駆け足になってしまったけど、憧れていたこの空間に来られて良かった。
まだまだじっくり観て回りたいところだったけど、ヴィクトリア駅へ戻り、ウィキッドの上演劇場、アポロヴィクトリア劇場へ向かいます。
駅に着き、劇場を探して歩いたら、ウィキッドの文字と看板が。
ついにウィキッドを観られる......!
ウィキッドはミュージカル好きとしては絶対に観たい作品だけどなかなか日本で再演されなくて、もうブロードウェイかウェストエンドで観るしかないか?と思っていた過去の私へ。
本当にウェストエンドで観るし、日本での再演も決まったよ。
客席に入って舞台セットを見ると、ドラゴンがかっこよくてテンションが上がる。
ウィキッド、いくつかの曲は有名だからもともと知っていたし、英語がわからないからストーリーも予習して行ったけど、実際に観たら大好きなミュージカルになりました。
舞台で観るとまず、とにかく世界観に魅了されました。エメラルドシティの美しさ......。
ウィキッドは正統派グランドミュージカルらしさと、エンタメ的なショー要素とのバランスがとても良くて、唯一無二のファンタジーな世界観が素敵です。
ファンタジーなのに社会風刺が巧みなのもすごい。
そしてその中で紡がれる、心を揺さぶるストーリーと名曲の数々で、これは名作なのも納得だわという気持ち。
Defying Gravityは何度か聴いたことがあるし好きな曲だけど、初めて生で聴けて圧巻されて幕間へ。
名曲For Goodは劇団四季さんの邦題の「あなたを忘れない」の方が馴染みがあって、日本語歌詞だとタイトル通りあなたを忘れないというところが強調されていると感じるけど、ストーリーの積み重ねを観た上で原曲を聴くと、I have been changed For goodという歌詞が繰り返されているのが印象的で、あなたに出会えて良かった。あなたに出会えて変われたことで今の私がある、そうしてあなたがくれたものは今も、そしてこれからも私の中で生きていく、というメッセージを感じました。(私の稚拙な英語力による解釈だけど)
ウィキッドの中でも有名なシーンが改めて好きになりました。
ウィキッドは、紆余曲折がありながら親友になった2人の別離を描いた切ない物語ではあるけど、お互いがお互いにかけがえのない変化を与え、それが彼女達のこれからを含めた人生を作っていくという物語なんだなと思いました。
ビターだけど前向きさと愛のある終わり方が本当に好き。
そしてますます10月からの劇団四季の公演も楽しみに......(英語歌詞の奥深さには唸るけど、やっぱり日本語で楽しめるのもとても嬉しい)
余韻に浸りながらホテルへ帰ると、ホテル併設のイングリッシュパブでディナーにしました。(泊まったホテルはロイヤル・ナショナル・ホテルというところで、一階にロンドン・パブというパブがあります)
とりあえずフィッシュ&チップスとコーラ
これもまた量が多い......
でも身がたっぷりな白身魚のフライもポテトもソースも美味しい。
店内は広々としていて、1人でも入りやすく、居心地が良かった!
そんな感じのロンドン滞在2日目。
ロンドンに来たら是非これをやりたい!をたくさん叶えられた、盛りだくさんで濃厚な1日。じわじわと、来てよかった、来れてよかったという気持ちになりました。(続く)